オリジナルソングコンテスト最終選考に「KANA-BOON」の選考員参加が決定!

2022.10.17

第2回全国高校軽音楽部大会 we are SNEAKER AGES オリジナルソングコンテスト

1次選考を通過した5校の楽曲からグランプリを選出する最終選考に、大人気ロックバンド「KANA-BOON」の皆さんが選考員として参加してくださることが決定いたしました!

KANA-BOON

【KANA-BOON プロフィール】

谷口鮪(Vo./Gt.)、古賀隼斗(Gt.)、遠藤昌巳(Ba.)、小泉貴裕(Dr.)からなる大阪・堺出身のロックバンド。
2013 年のメジャーデビューから破竹の勢いで驀進し、数々のフェスやイベントへ出演するなど、邦ロックシーンの最前線で活動を重ねている。
また数々のグローバルヒットアニメの主題歌も担当しており、国内だけにとどまらず多くの海外ファンも魅了し、全世界のストリーミング再生数は5億回を超える。
今年3月に5thフルアルバム「Honey & Darling」をリリースし、11月2日にニューシングル「きらりらり」をリリース。

KANA-BOON の皆さんより、一次選考通過校・通過楽曲へのアドバイスコメントをいただきました

埼玉県立深谷第一高等学校 軽音楽部

 曲名:【全部直すから】
 作詞作曲:猪俣冬威 さん(高校3年生)

歌声が特徴的で素敵です。

ボーカルの拙さ(上手い下手ではなく)ってとっても大事で、のちのち個性としてしっかり確立されてゆくものです。
なので、彼女の歌声を100%まで持っていく、アレンジ、演奏が出来たらバンドとしてかっこいいものになる気がします。

曲に対していうと、演奏力はそんなに必要ないと思います。笑(曲が良いので)

ドラムを全体的に、テクニックの部分、手数をグッと抑えて、シンプルにするとバンドと曲がより活きてくるのではないか?と想像しました。

歌詞の内容を踏まえて、演奏を削ぎ落としていく作業をすると良いと思います!

大阪府立大手前高等学校 軽音楽部

 曲名:【惨事ファンシー】
 作詞:古御堂日菜子 さん(高校2年生)
 作曲:橋本実希 さん(高校2年生)

歌い出しの歌詞から印象的でとても良かったです。
言葉が強いですね!

リズミカルな歌なので、流れるように歌うところは自由に、止めるところは止める、休符をしっかり利用してストップ&ゴーを取り込めたら、より楽曲にビート感が出ると思います!

サビのシンセのアレンジはまだまだ可能性がありそうです。
シンセのアレンジは広く知られているJ-POPやアイドルソングを参考にしてみてはどうでしょう?(僕はシンセやバンド以外の音を入れるときはモーニング娘。の楽曲を参考にしています)

サビシンセの音域が結構高いので、オクターブをひとつ下げてもいいと思いますし、現状にオクターブ下を足して混ぜて、バランスを取るのもいいんじゃないかと思います。

全体的に細やかなアレンジのこだわりを感じられて、聴いていて楽しかったです!

東京都立府中西高等学校 軽音楽部

 曲名:【夏の風】
 作詞作曲:謝花あや さん(高校1年生)

完成度が高いです。
もう完成されているので僕から言えることがあまりないですね!

ただ、クオリティーが高い曲が人の心を動かし、クオリティーが低い曲は人の心を動かせない、というわけではないのが音楽の面白いところなので、ここで完成にするのも惜しいなと感じました。

歌の感情表現をもっと大袈裟にしてみてはどうでしょうか?
サビと他のセクションでメリハリがしっかりある楽曲なので、セクションごとに変えていくのがいいですね。
(歌い方、声の強弱などなど色々可能性があります!)

各演奏パートの完成度が高い分、ボーカルがそれを凌駕するくらいの存在になるといいですね。
声と歌詞と心がしっかり結びつけば、また違う顔が見えてくると思います。

楽曲自体に関してひとつ感じたのは、サビのビートが同じであるということです。
これはこれで最高だと思いますが、1サビ、2サビ、3サビ、で少し変えてみると楽曲全体により波が生まれて、印象が変わるかな?と思いました。
サビの出だしのメロディーがとても美しく、ノスタルジックなので、例えば落ちサビを一瞬入れてみるというのもハッとさせられるんじゃないかと想像しました。

夏を儚く、エモーショナルな方向で描くセンスが素晴らしいです!

北海道札幌南高等学校 軽音楽部

 曲名:【SHALA LAN LAN】
 作詞作曲:平山佳輝 さん(高校2年生)

ビートの使い方、ボーカルエフェクトの使いどころ、一曲通して飽きさせない工夫がしっかりされていて、上手だなぁと思いました。
僕はロックバンドでの演奏経験しかないので、HIP HOPの作り方に対して言えることが全くないのですが、ひとりのソングライターとして、こんなのはどうかな?ということを伝えさせてもらいます。

まずは歌のリズム感です。
そもそも優れたリズム感をお持ちだと思います。
あえてだったら個性としてやっていてほしいのですが、タイトとルーズの真ん中あたりにずっといるなという印象でした。
キックにジャストに言葉をはめるところははめて、ゆらりとルーズになるところはビートからずらして、という使い分けがあると、かっこいいんじゃないかと感じました。

そして、リフレインしているシンセの音色です。
これを曲が進むごとに、あるいはセクションが変わるごとに、若干音色を変えてみる、というのはどうかな?と思いました。
もちろんガラッと変えてしまったら、スタイルが崩れてしまうので、こうしようよ!とは言えませんが、そういう、これ誰か気付くかな?みたいな変化が意外と効いてきたりするものです。

立ち振る舞いや姿が見たくなる楽曲でした!

立花学園高等学校 軽音楽部

 曲名:【Fine】
 作詞作曲:デマイワット・ジアン さん(高校3年生)

この曲はもう普通にラジオで流れていてもおかしくないナイス楽曲ですね。
ミュージックラバーなのが伝わってきます。
数年後、プロとして活躍しているのではないでしょうか。

あまり言えることがないですが、アドバイスしてみます!

最後に高域で歌い上げていますが、「平坦であること」「体温ぐらいの適度な温度感であること」がこの曲の魅力だと思ったので、ここはあえて他のサビと同様に終わるのがいいのではと感じました。
(歌い上げたくなる気持ちはとても分かります!)

歌詞は人それぞれのものなので基本的には口を挟みたくないですが、さらに良くなれば、と思い伝えさせてもらいますね。
サビで「大丈夫」という超ポジティブワードが出てきますね。
これはとても素晴らしい言葉ですが、この言葉が使われている曲は世に溢れているので、他のセクションの歌詞をもっと独特なものにできればいいなと感じました。
「大丈夫」が一番伝えたいメッセージだと思うので、この言葉がしっかり胸の奥まで伝わるための工夫をしてみることは大事だと思います。

他にも良い曲たくさん持ってるんだろうなー!

スケジュール変更のお知らせ

 11月11日(金)最終選考 楽曲提出締切
 11月25日(金)グランプリ発表(大会HPにて)

グランプリ受賞校・受賞楽曲は、12月25日(日)のwe are SNEAKER AGES 第2回全国大会にて、エキシビション出演していただきます。