HOME > スニーカー物語 > 阪南大学高等学校 軽音楽部 丹波陽先生 インタビュー

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クラブ活動の集大成として、スニーカーエイジに挑戦し続けている阪南大学高等学校 軽音楽部。教師人生のほとんどを軽音楽部と共に歩んできた顧問の丹波先生に「スニーカーエイジの魅力」をお伺いいたしました。(取材は第35回記念大会の予選会前に行わせて頂きました)

チューニングって何?私は軽音楽経験がない顧問でした。

阪南大学高等学校 軽音楽部は「スニーカーエイジに育てられた」と言っても過言ではありません。実は私、軽音楽の経験がないんです。部員たちがやってるのを見て、カッコイイなと思って自分もギターを弾き始めたくらいです。創部した理由も、当時担任していたクラスの生徒に「軽音楽部を作ってほしい」と頼まれたからでした。だから当然、楽器のこともバンド活動のこともまったく分かりませんでした。
創部して3年目くらいのときに、スニーカーエイジの存在を知りました。予選会のリハーサルでベースの部員がスタッフの人に「これちゃんとチューニングしてる?」って聞かれて…私も部員たちもチューニングが何か知らなかったので困惑してしまいました。そういうところからスタートしてるんですね。顧問の私がそんな基本的なことが分からないなんていけない、とにかくスニーカーエイジに出場して、いろいろ勉強させてもらおう!と思いました。

演奏と応援が1つになって、阪南大学高等学校 軽音楽部のエントリーが完成するんだ!

軽音楽部は文化系のクラブ活動ですが、やっている「種目」が違うだけで、得るものは体育系のクラブ活動と同じだと私は考えています。それは私が学生時代に体育系のサークルで活動していたからかもしれません。例えば野球部で試合があるとき、スタメン以外の部員も一緒に行って応援しますよね?それと同じだと思うんです。
だから、スニーカーエイジ大会本部の方が「アルプススタンドのない甲子園は考えられない」とおっしゃっているのを聞いて、そうや!やっぱり応援せなアカンねん!と思いました。そこで、まずは演奏中に応援席で拳を上げることから始めました。そのうち、箕面自由学園高等学校 GOLDEN BEARSさんが演技で応援に参加するようになり、今度はそこからアイディアを頂いて、演奏する曲の歌詞に合わせて「GO!GO!」と書いたプレートを作っていって…そんな風にどんどん応援の規模が大きくなっていきました。
極端なことを言えば、クラブに所属しなくてもバンド活動はできます。だからこそ、折角クラブでやるんだったら、全員で1つのことに取り組んで、いろいろなことを乗り越えて、みんなで達成感や満足感を味わう、そういうクラブにしたいと考えているんです。
応援に力を入れているのも、その一環ですね。ステージに立てる人間は限られていますから、演奏するメンバーに選ばれない部員もたくさんいます。でも、応援席で「演技」をする部員も全員「出演者」なんです。応援団には応援団のやることがある、君らのステージは応援席なんだ、演奏するメンバーと応援団、みんなが1つになって阪南大学高等学校 軽音楽部のエントリーが完成するんだ!と、部員たちにいつも言っています。
自分1人ではどうにもならないことがあっても、みんなで立ち向かえば必ずその大きな壁を乗り越えることができます。私は部員たちにクラブ活動を通して、そういうことを実感してほしいんです。


スニーカーエイジは大人としての正論を部員たちが理解できる大会。

スニーカーエイジの凄いところは、子どもたちが正論をまっすぐな気持ちで受け止めることができる点だと思います。私は教師だから、分別ある大人になるために、正しいことは正しい、間違ってることは間違っている、そういう常識やマナーを部員たちに教えておきたい。でも相手は多感な高校生ですからね、一筋縄ではいきません。それがスニーカーエイジを通せば、みんな理解してくれます。
例えば私は「まずはにこっと笑って、大きな声で挨拶ができること」を部員たちに心掛けさせています。これができているかどうかは、スニーカーエイジという大会では結果から測ることができるんです。他の学校さんと比較してみて「あの学校さんはできてるやろ?だから良い結果やったやろ?」そして「同じ高校生があんだけできるねんから、自分らもできるで」と。スニーカーエイジは、そういう正論を部員たちがたった1日で理解してくれる大会なんだと私は思っています。

次のステップに進むことで見えるもの、感じるものがある。

2011年に準グランプリ校賞を頂きました。賞がすべてではないと思いますが、賞を獲ったことで見えるもの、次のステップに進むことで見えるものってあるんですよね。準グランプリ校賞を頂く前は、先に受賞していた学校の先生のお話を聞いていても、私にはまだ分からないことが沢山ありました。ところが、同じ賞を獲ったときにあれはこういうことだったのか!と見えてくるものがあったんです。それは単純なクラブ運営上の話ではなくて、すごく感覚的なことなんですが…。
目標はもちろんグランプリ校賞を獲ることです!受賞することで、私も含め部員たちは何を感じ、学ぶことができるのか…スニーカーエイジは部員たちだけじゃなくて、顧問の教師も育ててくれる、私自身の成長の場でもあるのです。

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